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森口華弘(もりぐち かこう) 1909年~2008年(享年98)
人間国宝 重要無形文化財「友禅」技術保持者
作品名 『梅乃図』(縮緬地九寸仕立名古屋帯)

森口華弘は明治42年12月、滋賀県守山市岡町に生まれました。
大正10年、薬剤師を目指して遠縁にあたる京都の薬局に住み込み、夜学で薬の勉強に励みました。
大正13年より、三代目友禅師・中川華邨に師事し、その一方で華邨の紹介で、四条派の画家・疋田芳沼に就いて日本画を学びました。
昭和14年1月に独立して工房をもつまで、華邨の工房で友禅の研究と修行に励みました。
森口華弘の友禅の基礎と創造力は、この時期に培われたと言えます。
その後、博物館で目にした漆蒔絵の梨子地にヒントを得て、江戸時代から伝わる撒糊(まきのり)技法を、
漆芸の蒔絵(まきえ)技法と組み合わせることを思いつき、苦心の末、独自の「蒔糊(まきのり)」の技術を創成しました。
昭和30年、第二回日本伝統工芸展に蒔糊を施した友禅着物「おしどり」「早春」「松」を出品し、全作入選し、
そのうち「早春」は朝日新聞社賞を受賞しました。
昭和31年、第三回日本伝統工芸展で友禅着物「薫」が文化財保護委員会会長賞を受賞し、日本工芸会正会員となりました。
翌32年から同展鑑査員に就任。
以後、毎回秀作を出品し続けています。
昭和42年、57歳の若さで国の重要無形文化財保持者に認定されました。
色数を極力排した格調高い森口華弘の友禅は、世界的にも高く評価されています。


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